シンガポールは車で移動する人も多いので、ラジオを車中で聞く人は多い。特に、海外アーティストのヒット曲を中心に配信される音楽番組は人気で、多くの人気DJを抱えている。ラジオを配信する会社は、メディアコープに加え、後述する唯一の新聞社でSPH(Singapore Press Holdings)、新規参入のSo Drama! Entertainmentの3社のみで、合計18チャンネルある。
一般的には、KISS 92やClass 95が人気とされていますが、意外にも2017年ラジオ聴取率トップ4 – 2017年に行われたNielsen Radio Surveyでは、中国語の番組が人気なことが分かります。これはタクシーの運転手などの職業ドライバーや年配の方々の多くが聞いているのが理由と思われます。
第1位:Love 972(中国語)- 19.1%
第2位:YES 93.3 (中国語)- 18.2%
第3位:CAPTL 958(中国語)- 17.2%
第4位:Class 95 (英語) – 15.9%
出典: Mediacorp radio stations top Nielsen listening survey – 2017
特徴的なのは、シンガポールで車を保有する人は、それなりの稼ぎがあるというある意味でセグメントメディアであること。
シンガポールでは車に乗るためにCOEという車両購入権の取得が必要で、それらの費用を含めると車の購入代金は日本の3倍近い。
先日、知人がSUBARUのレガシー(新車)、一般的なモデルを約900万円で購入したと言っていました・・・。
ラジオの英語チャンネルに絞って、継続的にCM投下するのは、まだ訪日関係で使われていないので面白い活用法がありそう。
次回は、新聞と雑誌のメディアの概要、いくつかおすすめのメディアもご紹介します。POINTSでは、シンガポールだけではなく東南アジアの国々と日本をつなぐマーケティングサービスを提供しています。現地を知るからこそのプロモーション、メディアの活用、イベント運営など幅広いソリューションを提供しておりますのでお気軽にお問合せください。
Yamato
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