こんにちは。
本日はベトナム特集として、2021年の国内概況と最新の動向の一部をお届けいたします(本ブログ詳細が記載されているホワイトペーパーに関しては、下記をクリック)
現在ベトナムでは、2021/03/08からコロナウィルスのワクチン接種が医療従事者を中心に始まっております。
累計の感染者数は約2,529人、死者35人と、コロナウィルスの制圧に関して圧倒的な結果を出しています(2021/03/11)。
では早速、ホワイトペーパーの一部をご覧ください。
国内主要産業
2020年に世界銀行が発表した世界経済見通し2020年6月版では、2020年のベトナム経済GDP成長率を東アジア・太平洋地域の発展途上国の中で一番高い+2.8%になると予測しました。下図は産業別名目 GDP(兆)と成長率になります。
上図を見ても分かる通り、第一次産業から第三次産業までバランスが良いと見られているベトナムは、コロナ禍でも成長率を上昇させております。
またベトナムは、中国と同様に共産党による一党社会主義体制を構えているため、「ミニ中国」や「チャイナプラスワン」として呼ばれることもあります。これは政治体制並びに経済政策が非常に中国と類似していることから来ているようです。外資企業では自社工場を中国からベトナムに移管する動きも強まっており、近いうちに第二の中国と呼ばれる日が来そうですね。
また、ベトナムは中国と同様に、政府開発援助(ODA)による
・インフラ整備
・外貨獲得
・外資系企業主導の輸出主導での工業・経済発展
などを積極的に推進しています。同時に自国通貨の流出制限を行っているため、世界的不況の際もダメージを少なくしているようです。
国内スタートアップ企業
昨年、ベトナムベンチャーズサミット2020が行われました。署名された合意の一環として、33の投資ファンドが2025年までベトナムの新興企業に8億1,500万ドルを投資することを約束しました。
上記声明によると、2019年のイベントでは、18のVCが地元の新興企業に4億1500万ドルを投資することを約束し、そのうち2億2000万ドルが2020年の初めまでに支払われました。このように他国のVCがベトナムのスタートアップ企業を支援する力が年々高まってきていることが分かります。
CyberAgent Capital、AlphaJWC、Monk’s Hill Ventures、500 Startups、Beenext、Smilegate Investment、Access Venturesなど、これらの外国ファンドは、既にベトナムで活発に投資活動をしています。ローカルのファンドでは、VinaCapital Ventures、Do Ventures、VietCapitalVenturesが挙げられます。
上記のように、外国人投資家・機関はベトナムの新興企業への資金提供において、主要な役割を果たしてきました。2020年2月、Affirma Capitalは、オンライン求人に焦点を当てたSieu VietGroupに3,400万米ドルを投資しました。日本のソフトバンクとシンガポールのGICはVNPayに3億米ドルを投資しました。米国を拠点とする500Startupsは、2021年までに80のベトナムのスタートアップに投資することを目指しています。
特にハノイとホーチミン市におけるテックスタートアップ企業が多く、eコマース、フィンテック、AI、食品技術、エンタープライズソリューション、情報技術サービスなどのセクターが資金調達ラウンドを支配してきました。
例えば、フィンテックでは2020年のベトナムのスタートアップ企業は約123社でしたが、2017年はわずか約44社でした。これらの上昇傾向は、ベトナムのデジタル経済の成長の可能性と、ベトナムのスタートアップが市場機会を獲得する能力を反映していると考えられます。
その他詳しい情報はホワイトペーパーをダウンロード
最後までお読み頂きありがとうございました。こちらの詳しい情報は、下記弊社HP内からダウンロード頂けます。
是非ダウンロードの上、今後の施策にお役立て頂ければ幸いです。
ありがとうございました。
Shunsuke
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