【連載コラム:にほんのココを魅せたい。】vol.1 東南アジアからのゲスト、どうもてなす?

こんにちは。Momo です。夫の仕事に付き添ってシンガポールでの移住生活を4年間楽しんだ後、現在は東京暮らしをベースに、時々シンガポール滞在。のほほんと、なんとなく二重生活を送っています。日本(東京)で、シンガポールで、その他の東南アジアの国で見つけた日本の魅力をここで書いていきたいと思います。

“東南アジア各国からの旅行客、東京での滞在をどうもてなすか?”

さて、そんな私の周囲には、同じような境遇の日本人の友人達がいるわけですが、シンガポールで、東京で、それぞれと集まった時、よく話題にあがるのが、これです。

実際、私たちは、東南アジアの各国(ここでは主にシンガポール、タイ、ベトナム)の知人から、東京滞在、観光まわりの相談を度々受けるわけですが、例えば、「寿司屋や焼鳥屋のお勧めはどこ?」というようなもの。一緒に食事を楽しむのか、いくつかの店の候補を紹介するだけなのか、にもよるけれど、外国人旅行客にとってフレンドリーな店か?という点はしっかりと押さえておきたい。写真付きのメニュー、はい!欲しいです!そして、それ以上に旅行客と積極的にコミュニケーションをとってくれるお店が嬉しい。「味にも人にも魅力あり」を紹介したいのです。

◇出典:https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13130167/食べログ

(私個人的には、吉祥寺のハモニカ横町に一緒に行ってみたい。日本の大衆的な情緒にモダンさも加わった店が並びます。欧米圏からの旅行客に人気がありますよね。)

一方で、多くのベトナム人旅行客がそうであるように、自国の旅行会社が提案する団体旅行のプランの内容の範囲が、体験したい日本旅行のイメージである場合もあります。「寿司を食べるなら築地、豊洲または銀座で。中央線沿線の駅から少し歩いた住宅地の中に、なかなか予約のとれないとても美味しい寿司屋があるから連れて行く、言ってもピンとこない。多くの日本人が惹かれる、“隠れ家的な”とか、“知る人ぞ知る”というのがキーワードにならない場合もある。」と、ベトナム(ホーチミン)で5年間生活した日本人の友人は言います。

◇出典:ベトナムの現地旅行会社のWebサイト(dulichviet.com.vn)

(日本の主要都市を巡るツアーが多く紹介されています。滞在期間は4,5日で、1日ごとに決まったエリアにバスで移動。神戸には神戸牛を食べに行くためだけに立ち寄るようです。なるほど。)

そして、「なるべく移動のストレスがない範囲で、素晴らしい写真が撮れる観光スポットを教えて欲しい」という相談を多々受けると言うのは、シンガポールに3年間生活し、その後バンコクに6年。そして現在は、東京墨田区で暮らす友人です。彼女の母校は東京外語大学で、学生時代から東南アジアの各国を旅して周り、結婚した相手は無類のタイ好き。東京に戻った現在も、夫婦ともにタイの友人知人とfacebookや、メッセンジャーを通して頻繁にコミュニケーションをとっています。タイの友人達(主に女性の方が相談してくる)は、これまでに東京(新宿・原宿・銀座・築地)、神奈川(鎌倉)、千葉(東京ディズニーリゾート、いちご狩り)、白川卿(岐阜)等に行っていて、旅の情報は、https://pantip.com/ や、有名人、人気ブロガーの記事などから集めているとか。買い物の他に、四季自然を楽しめて、日本らしい場所で日本らしい体験をし、その写真を撮りたい、というのが旅の大きな目的のようです。旅行時期は、4月中旬(タイの旧正月ソンクラーン「https://www.thailandtravel.or.jp/thai-festival-01/」とその前後に休みを付けて連休にできる)が最も多く、4月なら、観光バスツアーでお花見というのもあるけれど、旅館のランチ付き日帰りプランも喜ばれるとか。私の友人は、東京から電車でのアクセスが良いというのもあり、湯河原温泉(英語サイト http://yugawara-resort.com/)がお勧めだと言います。手頃な値段で、食べきれないような量の美味しい食事と美しいお庭、季節の室礼。移動中は、日本の海景色も楽しめて、目でも舌でも和を満喫できる。雨予報が続いたときでも、楽しめそうですよね。もちろん、お風呂は貸切り利用です。

◇出典:湯河原温泉観光協会(http://yugawara-resort.com/)

(旅館での食事とお風呂を味わった後は、近くの陶芸工房で素晴らしい眺望と陶芸体験を楽しめるそうです。

私も、シンガポール人の知人に、温泉宿のランチ付き日帰りプランをお勧めしてとても喜んでもらったことがあります。50代後半の女性で、妹さんとその友人女性と3人で良く旅行を楽しんでいる方です。日本各地に訪れていて、東京と北海道には何度も滞在しています。とにかくアクティブな女性で、限られた滞在時間の中、無駄なく、できるだけ多くの価値に触れたいと思っている。彼女は、日頃から、japan-guide.comや、日本の旅行番組japan hour (CNA)を旅の参考にしていています。

◇出典:https://www.facebook.com/JapanHour.sg/

(シンガポールで暮らす日本人にもファンが多い番組。私も当地で「やっぱり日本っていいなぁ」なんて思いながら見ていました。)

そして私自身、シンガポール人の友人が今年の秋、紅葉の時期に東京に遊びに来た時には、是非とも一緒に楽しみたい!と考えているのがグランピングランチです。その友人の旅行には、職場の同僚、友人家族も一緒に同行するなど、いつも比較的人数が多くなるのですが、だからこそ、気軽に自然の中で楽しめる日帰りグランピングは楽しめそう。4月の桜、夏の京都で川下り、ホリデーシーズンには北海道でスキー。彼らは東京と北海道には何度か訪れています。このほかに、日本の四季自然を楽しめるアクティビティをリクエストされたら、もう間違いないですね。日帰りグランピングなら、もてなす側の私たちも、準備の心配など気負いすることなく一緒に過ごす時間を楽しむことができます。

◇出典:http://riverterrace.cafekuala.jp/

1日3組限定の日帰りグランピング施設。奥多摩の自然の中で、奥多摩の山中で捕獲された鹿肉や東京プランドの秋川牛、奥多摩産の野菜のチーズフォンデュなど、特選素材のランチコースを楽しめます。

私たちができるおもてなし、といえば、旅行プランのアドバイスだけではありません。1週間前後の比較的短い旅行日程で日本に訪れている彼らが、(ビジネス、留学、日本で生活している家族親族に会うため、など観光以外の目的を含む場合を除く)観光や買い物に忙しくて、「本当に美味しい日本」を味合わずに旅を終えてしまうことのない様に、旬のフルーツや生菓子を選りすぐって、滞在しているホテルに届けたりすることも。限られた時間に、行きたい場所が盛りだくさんにある東南アジアからの旅行客にはとても喜ばれます。

さて、次回は、東京のお土産についてです。

 

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Momo

元ハワイ好きの広告営業兼コンテンツプロデューサー。海外旅行はハワイだけ!状態から、夫の事情と都合でシンガポールに移住。現在は、東京とシンガポール、行ったり来たりの生活を送るも、将来は東南アジアのどこかで暮らしたいと思っている。

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