ベトナムのバブルティー

最近、ベトナムの若者にとってバブルティーは大のお気に入りです。バブルティーはボバティーやタピオカミルクティーとしても知られています。この飲み物の優しい甘さと噛み応えのあるタピオカに何百万というベトナム人学生やビジネスパーソンがはまっています。具体的に、Lozi(ベトナム料理のブログ)が実施した調査によると、調査に参加者した53%もの人が少なくとも週に1回タピオカミルクティーを飲んでいます。

この流行の飲料に対する人々の需要に答えて、これまでにベトナム市場で約1,600のバブルティーのショップが登場。ホーチミン市では、バブルティーのブームに乗り、ほとんどの店が1区の中心であるNgo Duc Ke, Ho Tung Mau とNguyen Hue交差点に集まり、「サイゴンのバブルティータウン」と呼ばれることもあります。また、バブルティーショップは非常に多く、週に数回そこに行っても誰もすべてのお店を試すことができないという冗談まであります。

サイゴンの「バブルティータウン」

サイゴンの「バブルティータウン」

Euromonitorの報告では、過去6年間でベトナムのバブルティー市場の価値は2億8,200万ドルに成長、そのきっかけは2013年に台湾から数多くの有名なバブルティーブランドが出店したことです。それ以来、バブルティー市場は毎年20%の健全な成長率を維持してきました。ベトナム市場調査サービス会社Q&Me によると、実施した調査の参加者の73%の人がバブルティーは益々ベトナム人にとって欠かせない物になると回答しています。

ベトナムでのバブルティーの人気とブランド競争は様々な機会を生み出しました。ホーチミン市やハノイでは、バリエーション豊かなバブルティーの種類や風味やデザインなどが絶え間なく発売されています。それらのほとんどは、台湾、香港、シンガポールを含むアジア諸国からのブランドがベトナムでフランチャイズによって運営されているティーショップです。たとえば、Gong Cha(台湾)、KOIThé(シンガポール)、Royaltea(香港)、Dingtea(台湾)、Bobapop(台湾)など。これらの海外ブランドはベトナムの若者なら誰でも知っています。その上、ベトナムにもHot&Cold, Hoa Huong Duong, Phuc Long, Toco Toco, Uncle Tea, Makuのような人気のローカルブランドがあります。

アジアからの様々のバブルティーブランド

アジアからの様々のバブルティーブランド

全体的に見て、海外高級ブランド(Gongcha、Koiなど)の価格は40,000から70,000VND(200円~350円)です。その一方で、ベトナムローカルブランドの平均価格は25,000と50,000VND(120円~250円)ので、ベトナム人にとって非常に手頃な価格です。価格のギャップにもかかわらず、ベトナムの人々は高品質のプレミアムバブルティーのためにもっとお金を払っても構わないと思っています。

近年のバブルティー市場の驚異的な成功により、ベトナムはこのF&Bセクターの市場は成長余白のある市場と見られています。したがって、ベトナムの若者が新しい飲料を試したいという需要は、台湾や香港以外のより多くの外国のバブルティーブランドにとってチャンスと言えるでしょう。
さらに、最近のベトナム人の若者にとって飲料への支出はプレミアムな雰囲気を出すのがトレンドです。一部の人にとって、バブルティーを飲むことは彼らの主な余暇の追求の1つです。それが彼らが今日バブルティーには気前がよい理由です。

若者がティーショップでよく友達と働いたり、遊んだりする場所

若者がティーショップでよく友達と働いたり、遊んだりする場所

驚くべきことに、ベトナムにはたくさんの外国のバブルティーチェーンが入ってきているにもかかわらず、まだ印象的な日本のブランドはあまりありません。
高級菓子、デザート、そして煎茶、ほうじ茶、抹茶などのお茶がある日本はもうベトナムの消費者によく知られています。

抹茶味はベトナムで特に人気がある

抹茶味はベトナムで特に人気がある

茶はバブルティーの味を決定する最も重要な材料なので、日本茶を使用する日本のバブルティーブランドは高級なイメージを提示できるし、それをベトナムの消費者にとって魅力的なものになる可能性があります。

 

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Vy

運命のいたずらでフリーランスライターに。よく旅行し、アマチュアの旅行写真家としても活動中。

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